ファーストリテイリングは18日、米ハーバード大学の大学院の日本人留学生を対象とした奨学金プログラムを創設すると発表した。来年9月から3年間計6人の留学生に対し、総額最大120万ドル(約1億3000万円)の奨学金を出す。1人当たり最大20万ドル(約2160万円)で、経営やデザイン面での優れた人材の育成を支援する。
対象となるのは経営大学院とデザイン大学院の留学生で、毎年各コースから1人を選出する。経営大学院については、ファストリグループのユニクロが1人当たり最大20万ドルを直接提供。デザイン大学院はファストリの柳井正会長兼社長が個人として大学院が運営する奨学金に寄付し、大学院のプログラムに沿って支給される。
奨学金は返済義務がなく、卒業後の同グループへの入社義務もない。