8月の百貨店売上高は0.3%減と微減 増税影響ほぼ解消か

2014.9.19 17:57

 日本百貨店協会が19日発表した8月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比0.3%減となり、4月から5カ月連続で前年実績を下回った。減少幅は7月の2.5%減から改善。消費税率引き上げの駆け込み需要の反動減が「ほぼなくなり、昨年実績に迫る水準まで回復」(同協会)したが、月前半の台風などの天候不順の影響で、プラス転換には至らなかった。

 地区別では、東京や大阪などの「10都市」が0.5%増で、増税後初めて、昨年実績を上回った。その一方、「10都市以外の地区」は1.9%減。腕時計や美術品などの高級品の駆け込み反動減が薄らいだ都市部と、消費回復に遅れが目立つ地方との格差が鮮明になっている。

 商品別では、輸入ブランドバッグなどの「身のまわり品」が1.6%増、化粧品が4.1%増と伸長したことから「雑貨」が0.8%増となるなど、駆け込み反動の大きかった分野の回復が顕著になっている。

 足元の状況については、9月中盤までで、「全国では2%程度、都市部では3%強、前年実績を上回っている」(同協会)。今後、台風の日本接近などで、客数減少の懸念もあるが、9月については全国でも6カ月ぶりとなる「前年比プラスとなる可能性が高まっている」(同協会)という。

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