【企業スポーツと経営】東芝(中)「仲間意識」が生み出す効果 (3/3ページ)

2014.9.23 05:00

都市対抗野球大会が開催される東京ドームの東芝側スタンドは、東芝の社員らの応援で赤一色に染まる=2014年7月(東芝提供)

都市対抗野球大会が開催される東京ドームの東芝側スタンドは、東芝の社員らの応援で赤一色に染まる=2014年7月(東芝提供)【拡大】

  • 東芝の企業スポーツをサポートするスポーツ推進室の荒木雅己室長
  • 日本ラグビーフットボール選手権大会で応援に応える東芝ラグビー部=2014年3月(東芝提供)

 そこには、経営トップ陣の存在も抜きにしては考えられない。実際、東芝の歴代トップ陣は、強化スポーツ3チームが出場する全国規模の大会での試合を必ずといってよいほど欠かさず応援してきた。現在のトップ陣も同じであり、トップの強化スポーツに対する思い入れは「どの企業にも負けない」(同)自負があるほどだ。トップの強化スポーツに対する関心の高さが、従業員のそれをさらに引っ張り、従業員の士気高揚、一体感の醸成につなげていく構図が、そこから見えてくる。

 その意味で、強化スポーツの支援・強化を目的に2009年に設けられたスポーツ推進室が担う役割も大きい。同室は、3チームの応援者数をいかに増やしたかを自らの評価基準に定める。共通のチーム名「ブレイブ」を冠し、社員とその家族で組織する後援会「ブレイブメイト」の加入者数拡大に努めており、全社を挙げたスポーツの強化を側面から支援している。(鈴木伸男)

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