2日の東京株式市場は日経平均株価が終値で前日比420円安となる大幅下落で全面安。そんななか、午前中に売買停止となったカッパ・クリエイトホールディングスが株価を12%近くまで上げて年初来高値を更新。終値も7.2%高とし、東証1部の値上がりランキングの5位とした。
「かっぱ寿司」運営会社のカッパ・クリエイトは同日付の日本経済新聞朝刊で、外食大手のコロワイドが買収する計画を進めていると報道された。この真偽確認が取れないとして、東証は取引開始前からカッパを売買停止とした。コロワイドが「当社の発表ではないが調査中」などとする発表を行ったことで、午前11時16分に売買停止は解除されたが、経営不振のカッパをコロワイドが買収する計画を好感した投資家が買いを進め、再開後に値上がり。
前日終値の1064円に対し、午後に11.7%高い1188円まで上昇し、年初来高値をつけた。終値も1141円と高い。
この日の東証1部は全面安で、値上がりした銘柄は1830のうちわずか40しかなかった。