【フロントランナー 地域金融】札幌信用金庫 井神慎一郎氏(上) (1/2ページ)

2014.10.6 05:00

札幌信用金庫・井神慎一郎氏

札幌信用金庫・井神慎一郎氏【拡大】

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 札幌信用金庫札幌駅北口支店は、JR札幌駅北口に店舗を構える。札幌市では北海道庁や大通公園がある駅の南側にオフィスや店舗が集積しているが、近年は駅の北側にもマンションやオフィス、そして飲食・小売りなどの店舗が増える傾向にある。札幌駅北口支店は、今後の一層の発展が予想される駅北側エリアの顧客獲得を狙い、2012年9月に開設された。

 9月末まで同支店の調査役として営業を担当した井神慎一郎氏は後輩2人を率い、率先した営業で業績に寄与するとともに、支店長と後輩とのハブ的な役割を果たし、店内の連係の円滑化にも尽力してきた。

 札幌駅北口支店が、何よりも注力しているのが新規顧客の開拓だ。北口エリアに支店を持つ金融機関は札幌信金以外は全て銀行のため、支店長は信金ならではの「フットワークの良さ」を生かすことを指示。他行よりも多く企業を訪問し、顔を覚えてもらうことでチャンスをつかもうとした。

 そこで井神氏を中心とした営業担当3人は当初からローラー営業での飛び込み訪問を実施。営業エリアを3人で分け、法人や個人を継続的に訪問した。

 新規開拓は、熱心に訪問していれば達成できるものではない。門前払いも少なくない飛び込み訪問で、井神氏はどのように顧客との信頼関係を構築し、案件の獲得に結び付けたのか。

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