今後のビジネス戦略を説明するLINEの森川亮社長=9日午後、千葉県浦安市(山沢義徳撮影)【拡大】
LINEとグリーは9日、共同出資でモバイルゲームの企画・開発会社「Epic Voyage(エピック・ボヤージュ)」を設立することで基本合意した、と発表した。これにより、LINEはモバイルゲーム市場に本格進出する。
「Epic Voyage」は今月31日に設立。資本金は1千万円で、社長には荒木英士・グリー 取締役執行役員が社長になる。
新会社や開発するゲームの内容などは順次、発表するが、LINEプラットフォーム向けゲームの企画・開発を主な事業とし、LINEのゲーム配信プラットフォーム「LINE GAME」を通じてグローバルに提供していく。
モバイルゲームの先駆者であるグリーの高い開発力、アジアを中心に国際展開するLINEの豊富なユーザー基盤など、両社の強みを組み合わせる。
またLINEは同日、サイバーエージェントとも並行してゲームコンテンツの開発で共同出資会社を設立することで合意したと発表した。設立は11月4日の予定で、資本金は1億円。日高裕介・サイバーエージェント副社長が社長になる。LINEプラットフォーム向けゲームの企画・開発を行う。