1~9月、ビール類の出荷量10年連続で過去最低 発泡酒は好調

2014.10.11 05:00

 ビール大手5社が10日発表した1~9月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)課税出荷量は、前年同期比1.6%減の3億1329万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と2005年以来、10年連続で過去最低を更新した。天候不順による夏場の消費低迷が響いた。しかし各社から「糖質ゼロ・プリン体ゼロ」の機能性新商品の投入が相次いだことで、発泡酒の課税出荷量は12年ぶりに前年実績を上回った。

 分野別では、ビールが1.0%減の1億5480万ケース、第3のビールが3.5%減の1億1418万ケースと販売を落とした。

 一方で好調なのが1.7%増の4430万ケースだった発泡酒。サッポロビールがそれまで第3のビールとして販売してきた糖質ゼロ・プリン体ゼロの「極ZERO」を7月に発泡酒として再発売。9月にアサヒビール、キリンビール、サントリーが追随して“ゼロゼロ”発泡酒を投入、これまで縮小を続けてきた発泡酒市場がよみがえった。

 サッポロによると、9月末までの極ZERO販売は155万ケースと年間目標の260万ケースに向けて順調な滑り出しとなった。他の3社も9月末まででキリンが94万ケース、アサヒが54万ケース、サントリーが36万ケースだった。

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