ひかりTVの会員数は9月末時点で293万人と、この4年で3倍近く増加。同社には、いち早く新サービスに取り組むことで、地上波、衛星放送、CATVに続くテレビの新たな選択肢として存在感を高める狙いもあるようだ。番組を提供する民放幹部からは「4Kサービスの“主戦場”は当面、VODになるのでは」との推測も出ている。
CS試験放送拡大
一方、テレビ局や家電メーカーなどでつくる「次世代放送推進フォーラム」は現在、スカパーJSATの衛星を使ったCS「チャンネル4K」で4K試験放送を行っている。放送時間はこれまで1日6時間だけだったが、今月から平日は正午から7時間、土日祝日は午前10時から12時間にそれぞれ拡大。今後は主要CATV局も同チャンネルに地域番組を提供するなどラインアップも充実させる。