【インタビュー】海の幸を未来に残す会代表理事・竹内太一さん(61) (1/2ページ)

2014.10.27 05:00

 ■持続可能な漁業へ水産資源管理を

 --漁業の将来を心配して、未来に残す会を設立した

 「父が始めた『土佐料理祢保希』が2013年に設立50周年を迎えた。仕事を通じて産地から仕入れをする中で、漁獲量が減っていることが分かった。海外の水産先進国は持続可能な漁業に取り組んでいるが、日本は資源管理で大きく後れを取っているからだ。水産資源の持続性に強い危機感を抱き、設立50周年を記念して『海の幸を未来に残す会』を三重大学の勝川俊雄准教授と設立した」

 --日本の漁獲量が減っている理由は

 「地球温暖化の影響だと聞いてはいるが、世界の漁獲量は増えており、日本の独り負けだ。日本の漁業生産量は1984年の1282万トンをピークに右肩下がりで、2012年には486万トンまで減少した。稚魚や幼魚まで取り尽くすという乱獲が日本の漁獲量を減らした」

 --水産先進国では漁獲量がなぜ増えているのか

 「TAC(漁獲可能量)という規制を厳格に運用しているからだ。その上で漁業者や漁船ごとに漁獲量を割り当てている。このため小型魚は取らず、大きく太ったおいしい魚だけを確保し、価格も高値で安定する。米国は対象の528魚種全てにTACを設定している。日本は7魚種と少ない上、運用面でも課題があると聞いている。このままでは20年の東京五輪時には天然の魚がいなくなり、日本の魚料理を食べてもらえなくなる」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。