【企業とスポーツ 2020東京へ】ブリヂストン(中)F1から五輪へ (1/2ページ)

2014.10.28 05:00

 ■一体感生む“世界共通”活用

 ブリヂストンと聞くと、自動車の最高峰F1をはじめとするモータースポーツを思い浮かべる人が少なくない。爆音を響かせてピットを疾駆する車、車体を支える太い独特のタイヤは見るものに強烈な印象を与える。

 ブリヂストンは2008年からタイヤ市場の世界シェアトップに立つ。正確に記せば、05年に一度は首位にたったが、ミシュランに逆転を許した。08年に再び世界一を奪い返して以降、ライバル社のミシュラン、グッドイヤーを退けてその座に座り続けている。F1へのタイヤ供給による認知度上昇が背景にあったことは言うまでもない。

 ◆世間を驚かせた撤退

 ところが、すでに10年シーズンを限りにF1からは撤退している。加えて、15年シーズン終了と同時に自動二輪車のロードレースMotoGPへのタイヤ供給も取りやめることを発表、世間を驚かせた。

 「知名度向上や技術力強化という“参戦”目的が一定程度果たせた」ことが理由だった。

 いま、F1からオリンピックに企業の顔が変わろうとしている。今回のプロジェクトを推進する常務執行役員グローバルイノベーション管掌の武濤(たけなみ)雄一郎はその変化をこう話す。

 「自動車をやめてオリンピックを取ったわけではない。あくまでもグローバルな視点からユニバーサルなスポーツイベントを求めていったら、オリンピックが最高だとなった」

 国際オリンピック委員会(IOC)の最高位スポンサー、TOP(The Olympic Partner)の一員として「断トツ」企業をめざす。

 しかし、TOPには数々の権利が付与されているものの、競技会場など開催施設での企業ロゴの看板や広告は認められていない。オリンピック憲章は「クリーンベニュー(清潔な会場)」を規定、関連施設での企業ロゴなどの露出を全面的に禁じている。

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