JR東日本、JR東海、JR西日本のJR上場3社の平成26年9月中間連結決算が29日出そろった。3社とも増収・最終増益となり、売上高と最終利益が中間期として過去最高を更新した。
3社ともに「新幹線を中心に運輸収入が増加した」(東日本の森本雄司常務)のが特徴。訪日外国人客の増加も追い風とした。4月の消費税増税の影響は各社とも「軽微だった」(西日本の酒井俊臣執行役員)との見方を示した。東海と西日本は27年3月期通期の業績予想を上方修正した。
東海は売上高と最終利益が過去最高。主力の東海道新幹線の運輸収入は2.3%増の5636億円と好調だった。西日本は売上高と各利益が過去最高となり、単体の運輸収入は1.6%増の3948億円だった。
東日本は売上高と最終利益が過去最高となった。単体の運輸収入は1.1%増の8697億円。駅構内の改良工事に伴う閉店などが響いた駅ナカの物販・飲食部門を除くと、主な部門はおおむね増収増益だった。