国内航空3位のスカイマークは30日、2015年3月期の単独業績予想を下方修正した。最終損益は過去最大となる136億円の赤字(前期は18億円の赤字)で、2期連続の最終赤字となる。従来予想は3億円の黒字。円安による燃料費の高騰や格安航空会社(LCC)との競争激化などが収益を圧迫し、経営の先行き不透明感が強まっている。
売上高は882億円(従来予想は1044億円)、営業損益は124億円の赤字(同3億円の黒字)に引き下げた。これまで最終赤字は07年3月期の49億円が最大だった。
同日発表した14年9月中間単独決算は、最終損益が57億円の赤字(前年同期は17億円の黒字)に転落。売上高は前年同期比0.7%減の451億円だった。手元資金は6月末時点の72億円から、9月末時点で45億円に減少した。14年4~6月期決算に続いて、事業継続に「重要な疑義」があると明記した。