【ウーマンシップ】エルエス・パートナーズ 松野小百合社長 (3/4ページ)

2014.11.3 05:00

 さらには、「日本人だけでなく、いろいろな国の人とで仕事をしていきたいので、今回の信用調査に関しても、韓国、台湾など他のアジアの方々にもインドで活躍いただけるようなサポートもしていきたい」と意気込む。

 松野社長自身、コンサルタントでありながら、ムンバイで経営者として、だまされ、横領もされ、部屋で囲まれて恐喝もされるという壮絶な経験もし、「私も相当強くなりました」と笑う。「日本でも、インドでもゼロから起業した経験は強みで、見えるものも違ってくる」と自信をみせる。

 日本企業とインドなど世界各地の提携企業が互いにウィンウィンの関係になるための懸け橋になるべく、世界中を奔走する松野社長。さらなるビジネス拡大に注力する考えだ。(那須慎一)

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 ≪Q&A≫日本企業はリスク管理甘い

 --今夏から新サービスの提供を開始した

 「インドで取引先企業がどの程度大丈夫か、など、財務面と業務面を合わせた信用調査事業を立ち上げた。例えば、相手企業が『卸業者が1万社ある』といわれた場合、本当に提携しているかを抜き打ちで調べる。日本企業は、こうした調査を遠慮しがちだが、インド市場では当たり前のことで、こうした調査なしに代理店契約などを結ぶことはあり得ない」

 --なぜそこまで調べる必要があるか

 「調査は、社員の処罰歴やマネジャー級以上の銀行ローンの支払い履歴が滞っているか、などまで及ぶが、こうした人たちは会社の金に手をつけたり、問題を起こしたりするので、調査は必須だ。こうした調査事業を、当初は6社の現地企業と組み、できるだけ低額で提供していきたい」

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