【企業スポーツと経営】コマツ 女子柔道部(上)「ダントツ技」で世界制する (1/3ページ)

2014.11.4 05:00

アテネ五輪の柔道女子63キロ級決勝で一本勝ちし、優勝を果たした谷本歩実選手=2004年8月

アテネ五輪の柔道女子63キロ級決勝で一本勝ちし、優勝を果たした谷本歩実選手=2004年8月【拡大】

  • 「コマツの攻める柔道は勝っても負けても感動を与えてくれる」と語る岡田正常務執行役員

 コマツの女子柔道部は1991年、創立70周年記念事業の一つとして創部された。以来23年の間に世界選手権や五輪のメダリストを輩出し、全日本実業柔道団体対抗大会では10度の優勝を誇る。「世界に通用するダントツ技で、常に一本勝ちを目指して攻め抜く」という女子柔道部の精神は、そのままコマツの企業精神に通じる。世界各地で事業を展開するグローバル企業のコマツにとって、女子柔道部の活躍はグループ企業や社員の一体感をもたらすとともに活力にもつながっている。

                   ◇

 ◆重なる企業戦略

 さまざまな提案がある中で記念事業として女子柔道が選ばれたのは、一つには企業が支援して育成すべきスポーツはプロではなく、アマチュアでなければという考えがあった。もう一つの理由は、女子柔道が世界に広がっていく将来性のあるスポーツだと判断したからだ。そこには「日本発」で積極的に海外へ進出するコマツの企業戦略と重なるものがあった。

 女子柔道部の部長を務める岡田正常務執行役員は「創部の提案者で、その後、社長や会長を歴任した坂根正弘さんをはじめとする歴代のトップが、全社を挙げて応援して継続していくという強い意志を持ってくれた」と話す。「やる以上は責任を持ち、ずっと続けなければならない」というのが経営陣の信念だった。

 しかし、創部してすぐに強豪チームになったわけではなかった。創部6年目の97年に就任した松岡義之監督は「ぬるま湯につかっているようだった」と、当時の女子柔道部の状況を振り返る。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。