【企業スポーツと経営】コマツ 女子柔道部(中)責任を持って支え続ける (2/3ページ)

2014.11.5 05:00

「選手たちに大舞台に立つチャンスを与えたい」と語るコマツの松岡義之監督

「選手たちに大舞台に立つチャンスを与えたい」と語るコマツの松岡義之監督【拡大】

  • コマツ人事部の女子柔道部担当課長を務める中村(旧姓・長井)淳子さん

 松岡監督は1984年のロサンゼルス五輪で金メダリストとなった。だが「自分は無名の大学の無名の選手で、エリートでも何でもなかった。監督になり、選手たちに世界の大舞台に立つチャンスを与えたかった」と話す。

 同じ目標に向けて挑戦していくことでチームの団結心が生まれるだけではなく、多くの周囲の支援、応援に感謝する心も育まれていく。谷本選手はアテネ五輪の後、腰の痛みと持病のぜんそくを抱え、次を目指せるか悩みに悩んだ。2008年の北京五輪では、腰に負担をかけない寝技などで全て一本勝ちを収める「賢い柔道」に徹し、連覇を果たしたが、松岡監督はそこに谷本選手の人間的な成長を感じたという。「いろいろな葛藤の中で、周囲の応援に応えたいという気持ちが支えになった」

 ◆引退後も幅広い選択肢

 今年8月の世界選手権で優勝した宇高選手は、実に入部8年目で世界トップの座を手に入れた。それまで実力抜群といわれながら、本番では自分の技を掛けきれない「心の弱さ」を抱えていた。それが女子柔道部の主将になったことで、責任感とともに思い切って技を掛ける勇気が生まれてきた。

 選手として活躍後、女子柔道部のコーチや助監督を経て、現在は人事部の女子柔道部担当課長を務める中村(旧姓・長井)淳子さんは「全社的な応援の下で選手は柔道に打ち込み、現役をやめた後も次の道を目指せるサポート体制をコマツはとっている。宇高選手が頑張ってこれたのも、しっかりとした支援体制があるからだ」と語る。

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