三井物産も天然ガス事業の配当増でエネルギーが好調に推移し、機械・プラントも堅調だった。伊藤忠商事は電力事業や食料など非資源分野が過去最高だった。
丸紅は穀物取引など食料の押し上げで最終利益が過去最高を更新。双日はエネルギーや工業団地販売が好調だった。
資源減損を受け、住友商事が米シェールオイルの大半を売却し、丸紅もカナダ石炭事業から撤退を決めた。
三菱商事の内野州馬常務は「当面、石炭価格の回復は難しい」と指摘した上で「将来の成長を取り込む備えも必要」と構造改革と両輪で拡張投資による増産を進める考えを示した。