ホンダは10日、高級セダン「レジェンド」をハイブリッド車(HV)として全面改良し、来年1月22日に発売すると発表した。3つのモーターを搭載した新型のハイブリッドシステムで操縦安定性を高め、上質な乗り心地を実現した。当初は年内発売を予定していたが、品質確保に万全を期すため年明けに先延ばしした。
レジェンドは1985年に初代モデルを発売。2012年にいったん生産を打ち切っていた。
今回5代目となるレジェンドはハイブリッド車(HV)のみの展開で、価格は680万円に統一した。月間販売目標は300台。
車体前部に配置した3.5リットル直噴エンジンと、前部に1つ後部に2つ配置した3つのモーターを用い、状況に応じて前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動から最適な駆動方式を自動で切り替える。左右の駆動を独立して制御することで高い操縦安定性を実現した。燃費性能は1リットル当たり16.8キロ。