玩具大手のタカラトミーは、14日開催した経営説明会で、来年米ウォルト・ディズニーが公開するアニメ映画2本について、全世界で関連玩具の商品化権のマスターライセンス契約を獲得したことを明らかにした。これによって100億円規模の売り上げを見込む。これまで不得意としてきたキャラクター活用の事業展開を、世界規模で加速させる考えだ。
権利を獲得したのは11歳の少女の頭の中の世界観をキャラクターを使って表現する「インサイド・ヘッド」と、恐竜が絶滅を免れた世界を舞台にした「ザ・グッド・ダイナソー」の2作品。ともにディズニーグループのピクサー社のコンピューターグラフィックス(CG)アニメ映画だ。これらの映画に登場するキャラクターを、ぬいぐるみやフィギュアにして全世界で販売できる。
タカラトミーは、こういったキャラクターを独占的に活用する権利をなかなか獲得できなかったが、今回の新契約で、全世界での本格的な事業展開が可能になる。