ヤマハは「軽量・コンパクト・高性能・環境性能」を実現した次世代ドライブユニットを通じ、「グリーンコア」というコンセプトを打ち出した。「楽しい走り」と「より地球に優しく」の両方を目指すもので、「過去から継続して製品開発の現場において強く意識してきた考え方」という。
他メーカーにも供給
ヤマハは1993年に世界で初めて電動アシスト自転車を発売、累計生産台数(ドライブユニット含む)は280万台に上る。その間、市場は順調に成長。2011年には東日本大震災で改めて自転車の利便性が認識され、国内出荷台数は40万台を突破した。12年は反動で減少したが、13年は44万台、14年は47万台に達する見込みだ。
ヤマハは自社ブランド「PAS」の電動アシスト自転車を販売すると同時に、ドライブユニットをブリヂストンなどの自転車メーカーにも供給。PASの国内シェアは約3割だが、ドライブユニットについては外販も含めると5割以上という。