【フロントランナー 地域金融】中国銀行 アグリビジネス支援(7) (1/2ページ)

2014.11.25 05:00

宮長雅人頭取(左)

宮長雅人頭取(左)【拡大】

 ■販路開拓やブランド確立に注力

 2013年6月に発足した中国銀行の営業統括部地域開発チームは、取引先の販路開拓支援の一環として、JR西日本岡山支社と共同で岡山、福山両駅で特産品展を開催してきた。13年8月に岡山支社と結んだ地域振興に関する業務協力協定に基づくもので、新たなお土産品となり得る地域の隠れた逸品を発掘することが目的だ。第2弾として開いた食品物産展「うまいもの市」には宮長雅人頭取も参加し、イベントを盛り上げるのに一役買った。

 地域開発チームでは、1次産業者が6次化した商品などの情報発信を積極的に展開することを考えており、特産品展を今後も定期的に開催する予定だ。この特産品展はJRの土産販売店とのマッチングにもつながり、実際に駅の土産コーナーでの取り扱いが決まった6次化した商品も生まれている。

 6月12、13日には、12月に予定される東急ハンズ岡山店の開業を記念した商談会を実施した。人気バイヤーが参加するとあってマッチングへのニーズが非常に高く、参加企業は約190社に上った。文具・バラエティー商品や毎日配送される日配商品、手作り関連のDIY商品などのほか加工食品も対象となったため、地域開発チームは6次化事業者にもエントリーを呼びかけた。

 販路開拓支援と並び、地域開発チームが注力しているのが、ブランドに対する顧客の認知度や信頼などを高めていくブランディングに関する支援だ。

 その契機となったのが、瀬戸内に面する7県(兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛)が一体となって13年4月に発足した「瀬戸内ブランド推進連合」。この連合は、地域の観光資源の発掘と地城特産品のブランド認定を進めることで「瀬戸内ブランド」を確立し、観光客の増加や瀬戸内の活性化につなげることを目的としている。

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