アサヒビールは「ニッカ」ブランドを展開する国産ウイスキー事業の収益拡大に向け、業務用のハイボールサーバーを投入するとともに復刻版ウイスキーを発売すると発表した。主力ビール「スーパードライ」に依存する状況から脱却するため、各酒類の販売を強化する戦略に取り組んでおり、その一環。
来年1月から、氷点下に冷やしたハイボールが味わえる業務用の専用サーバー「ブラックニッカ フリージングハイボール」を居酒屋などの飲食店に備え付ける。
ハイボールの濃さなどが店員によってばらつきがあったが、サーバーを使えば均一にできるだけでなく手間も大幅に減らせるため、人手不足の解消を支援する効果も見込める。初年度は全国で3000店に導入し、ハイボールで先行するサントリーを追撃する。