JR東日本は2日、東京駅構内の1階と地下1階、改札内コンコースを案内するスマートフォン向けサービス「東京駅構内ナビ」の実証実験を18日から来年2月末まで行うと発表した。利用客の要望が多く、2015年中の実用化を目指す。
電波の発信装置「ビーコン」を活用して利用者の位置をスマホに表示したり、設定した目的地までの経路を案内するサービスで、誤差は数メートル程度という。実験で利用できるのは米アップルの「iPhone(アイフォーン)」だけで、無料のアプリをダウンロードして使う。実用化段階では基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマホへの対応も検討するとしている。
東京駅は「複層的な構造で分かりにくい」との声も出ていた。東京都内での記者会見で冨田哲郎社長は「使いやすい駅にしていきたい」と述べた。