【エンジニア革命】「マネジメント」力で飛躍 観察と翻訳が大事! (2/3ページ)

2014.12.6 05:00

サッカー日本対ホンジュラス戦の前日練習に臨む長谷部誠選手=11月13日、愛知県豊田市

サッカー日本対ホンジュラス戦の前日練習に臨む長谷部誠選手=11月13日、愛知県豊田市【拡大】

 ただ注意しなければならないことがある。どうしても人が介在することから、マインドの問題も生じてしまう。私自身も経験があるが、日頃から行動や言動に対して尊敬できない上司や考えが全く異なる人からの言葉はなかなか受け入れ難い。配下に伝えるときも、自分はそう見られているのであり、聴き手は話し手を選ぶということを忘れてはならない。「この人の言うことだから…」ということで、ようやく腑に落ち行動に移してもらえることが多い。

 ◆言葉にしない意図を読む

 このように考えていたら、サッカー選手でもかなり苦労しているようだ。

 現在は独ブンデスリーガ・アイントラハト・フランクフルトに所属し、前回のワールドカップで日本代表キャプテンを務めた長谷部誠選手は、ミリオンセラーとなった著書『心を整える。』の中で次のように述べている。

 「選手にとって、自分の力不足を最も痛感させられる瞬間の一つは先発から外されて、ベンチから試合を見ている時だ。けれど、ベンチで塞ぎ込んでいても何もプラスにはならない。ベンチに座っているときこそ、選手にとって大切な頑張りどころだと僕は考えている。監督がどんな指示を出しているかをすぐ横で見る絶好のチャンスだからだ」

 「ヴォルフスブルク時代、先発から外れた時、マガト監督がどんな指示を出し、どんなプレーに一喜一憂するのかをじっくり観察した。その結果、僕が思っている以上にマガト監督はリスクの高いパスを嫌うということだった。そのため、今までよりさらに確実性を大事にして、プレーするようになった」

 このように、サッカーのキャプテンのようなチームをリードする人は、常に上層部が何を考えているかを把握しようとしている。エンジニアの世界でも、同様に上司は何を考え、その中で自分はどうしたいのか、配下にはどう背景や内容を翻訳して伝えるかを考えている。また常に確認もしている。良いマネジメントの糸口もそのようなところにあるのかもしれない。

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