【ITビジネス最前線】韓国出前注文アプリ ゴールドマンから43億円調達 (1/4ページ)

2014.12.9 05:00

 ■「配達の民族」アジア市場進出視野

 韓国は出前文化が発達している。近くの店を検索して出前・デリバリーを頼めるアプリを利用する人も多く、なかでも最も人気が高いのが「配達(ペダル)の民族」だ。配達の民族では、99%以上の配達が米グーグルの基本ソフト(OS)、アンドロイドか米アップルのiOSを搭載した端末から注文されている。

 配達の民族を運営するWoowa Brothers(ウーワ・ブラザーズ)はすでに今年3月にサイバーエージェント子会社のサイバーエージェント・ベンチャーズから投資を受けて話題になったが、先月末には米ゴールドマン・サックスから400億ウォン(約43億5200万円)を調達するシリーズDラウンドを完了した。日本や東南アジアへのサービス拡大を積極的に狙っているようだ。

 ◆日本を足掛かり

 10月に開かれたLINEの事業戦略発表会イベントでは、ウーワ・ブラザーズとLINEが共同出資して「LINE Bros.株式会社」を設立し、「LINE Wow」というデリバリーサービスを開始すると発表された。先月にはLINE Wow専用アプリがリリースされ、東京の名店が提供する限定ランチの注文受け付けが始まった。直接LINEのメッセージアプリ内に出前サービスが組み込まれるわけではないが、これによって配達の民族は日本のLINEユーザー5400万人につながるルートを得た。

 LINEは現在も韓国のインターネット企業ネイバーの子会社であり、その強い結びつきを考慮すれば、配達の民族が日本を海外進出の足掛かりとしたのは自然な成り行きだった。しかし、今回の資金調達で、配達の民族が他のアジア市場にも急速に進出していく可能性が高まったといえるだろう。

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