【ピックアップ】東和産業「定量制営業」に支持 (2/2ページ)

2014.12.13 05:00

短時間で遊びたい夕方以降の客層を中心に支持を獲得

短時間で遊びたい夕方以降の客層を中心に支持を獲得【拡大】

 カジノ法案の議論とともにクローズアップされたギャンブル依存症だが、その報道内容を見ると、娯楽であるパチンコ・パチスロへののめり込みを指摘する声が少なくない。これについては、遊技業界を挙げた対応策が講じられている最中だが、東和産業はのめり込み対策の一つとしても、やめどきがはっきりしている「定量制営業」を推進する意向にある。

 同社では半年前に、まず4円パチンコで定量制営業を導入。4円での手応えを得た後に1円パチンコにも採用。現在は設置台数の10%で定量制営業を行っている。

 結果、時間に制限がある夕方以降のサラリーマン客を中心に支持が拡大。1円パチンコの定量島では、昼から繰り返し遊ぶ顧客の姿も確認されるなど、認知が進むにつれ参加者も増えつつある現状だ。

 ただし、定量制営業になじみのない今の市場で、同営業スタイルの普及は一朝一夕ではいかない。だが、「客単価を下げて、繰り返し遊んでいただける環境を提供しなければ、持続可能な産業としての生き残りは見込めない」と岸野社長。遊技機の分散値(当たりの偏り)が大きい実情に触れ、ユーザーが大当たりをシェアしやすい遊技機の登場にも期待を寄せた。

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