従業員の雇用問題などで契約解除に時間がかかったテナントがあった関係で、テナント数が1ケタ台になっても今年2月まで営業は細々と続けられていた。
駐車場を含めて東京ドーム3個分はある広大なモールで営業しているのはわずか数店舗。人影はほとんどないのに照明はこうこうと灯り、落ち着いた音楽が館内に流れる。
そんな様子は、インターネットなどで「明るい廃虚」と呼ばれて話題になり、県外から見物客が押しかける“人気”ぶりだった。
昨年9月、サムティがピエリ守山を買収。施設の状態の良さや立地条件などから「十分に勝負できる」と判断し、既存の施設を活用してショッピングモールを再生させる計画を立てた。大川部長は「旧ピエリ守山の失敗は、不運によるところが大きい。独自性をPRすればきっと再生できる」と説明する。
AKB48の元メンバーをイメージキャラに
リニューアルにあたって意識したのは、「競合施設との差別化」だ。