【企業スポーツと経営】旭化成(中)「練習拠点」守りつつ変革 (1/3ページ)

2014.12.25 05:00

 旭化成は、宮崎県延岡市に練習拠点を築き、選手が競技に打ち込む環境を構築することで好成績を上げてきた。だが、近年は、特に人材獲得の面から変化の必要性を認識しつつ、柔軟な姿勢で改革に臨んでいる。

 ◆人材確保で工夫

 今年6月に行われた男子柔道の全日本実業団体対抗大会。旭化成は決勝で新日鉄住金を下し、3年連続15度目の優勝を果たした。

 旭化成柔道部の実績は、陸上長距離に勝るとも劣らない。五輪では陸上が銀メダル1つにとどまるのに対し、柔道部は金4個、銀2個、銅1個を獲得。現在はアトランタ五輪金メダリストで、3人とも旭化成選手として五輪に出場した「中村3兄弟」の三男、兼三氏が監督を務め、陸上部同様、延岡に練習拠点を置く。

 もっとも、部員全員が延岡にいるわけではない。

 現在、旭化成柔道部には20人が在籍。うち延岡で勤務しているのは約半数の11人で、残りの7人は東京、2人は大阪にいる。彼らは旭化成社員として働きながら、それぞれの母校で練習を積んでいる。

 延岡以外での活動が可能になったのは、中村3兄弟やシドニー五輪銀メダリストの篠原信一選手が入社した1990年代半ばからだ。

 対人競技の柔道では、競技力向上に力の拮抗(きっこう)した練習相手が欠かせない。しかし、延岡では階級次第では練習相手を確保しづらく、海外の強豪と手合わせする機会も少なくなりがちだ。そこで同社は、東京や大阪でも練習できるようにすることで、優秀な人材の確保を図った。

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