水素社会幕開け、FCV普及へエネ各社も後押し 商用分野でも活用へ (4/7ページ)

2015.1.1 07:25

 資源に乏しく、エネルギーの大半を輸入した化石エネルギーに頼る日本にとって、国産が可能な水素の有効活用はエネルギー安全保障の観点からも重要となる。20年開催の東京五輪も見据え、政府も新たな産業に育てようと補助金などでバックアップする。

 補給施設不足が課題

 普及に向けた課題の一つが、水素を補給する水素ステーションの整備不足。一般の人が利用できる商用のステーションは14年度内に全国で20カ所程度しか設置されず、優先して整備が進む東京、大阪など4大都市圏以外では、FCVを入手しても「飾り物になってしまう」(トヨタ関係者)状況だ。

 政府は15年度中に水素ステーションを100カ所程度に増やすことを計画し、エネルギー各社も対応を急いでいる。

JXは1キロ当たり1000円、岩谷は同1100円で販売する

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。