ロッテグループの持ち株会社であるロッテホールディングス(HD)は5日、昨年12月26日に開催した臨時取締役会で、重光宏之副会長(60)について、ロッテ商事の社長など兼務するグループ3社の取締役の職を解くことを決議したと発表した。理由については公表しないとしている。
重光副会長は、ロッテグループの創業者でロッテHD会長の重光武雄会長の長男。ロッテHD副会長は続投するが、ロッテ商事社長、ロッテ取締役、ロッテアイス取締役をやめるという。
創業者の長男で、中核会社のロッテ商事社長を変更する人事だが、ロッテ側が理由を明らかにしないことから、さまざまな憶測を呼びそうだ。