【兵庫発 元気印】江井ヶ嶋酒造 独自のウイスキーブランドで攻勢 (5/5ページ)

2015.1.8 05:00

1889(明治22)年に竣工した木造蔵。現在も現役だ=兵庫県明石市

1889(明治22)年に竣工した木造蔵。現在も現役だ=兵庫県明石市【拡大】

  • 江井ヶ嶋酒造平石幹郎社長
  • 独自ブランド「あかし」のシングルモルト

 ≪イチ押し≫

 ■果実のような香味のシングルモルト

 長年、ウイスキー製造に携わっていた平石社長が「自分が飲んで本当においしいウイスキーを」とこだわり、2007年から製造を始めた独自ブランド「あかし」のシングルモルト。

 アメリカンオークシェリー樽(たる)とバーボン樽で熟成させた原酒を掛け合わせた。口に含むと、果実のような甘い香りと、雑味がなく、素朴で芳醇(ほうじゅん)な味わいが、のどを通っていく。

 このウイスキーは、平石社長自らブレンドしている。「特長はまろやかで甘い飲み口と、バランスが良くすっきりとした後味。エステリー(果実や花を想起させる華やかで甘い香味)でしょう」

 明石市は気温が高いので熟成が早い。「樽から出さないと味がわからないので、そこが楽しくもあり、怖いところでもあります」。500ミリリットル入り2916円。

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