「義理チョコ」より「本命」「自分用」? バレンタイン商戦始まる

2015.1.24 20:43

高級商品が並んだプランタン銀座のチョコレート試食会=東京都中央区(山口暢彦撮影)

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  • 高級商品が並んだプランタン銀座のチョコレート試食会=東京都中央区(山口暢彦撮影)

 流通各社のバレンタイン商戦が始まった。今年は2月14日が土曜日のため、オフィスなどで配る「義理チョコ」需要が減り、「本命用」や「自分用」などのニーズが高まるとの見方が有力だ。「納得いくものにはお金を使う」という最近の消費傾向を踏まえ、流通大手は高価格で上質な品ぞろえに注力している。

 百貨店は海外有名ブランドなどの高級チョコを強化する。三越銀座店はベルギー産のブランドチョコを詰め合わせた「ベルギーセレクションボックス」などをそろえた。その場で食べられるコーナーも2カ所設け、期間中の売上高は前年比4%増を目指す。

 同様に大丸松坂屋百貨店は「本命用や自分用を強化する」として、日本初登場の「ジル・クレスノ」など、海外の有名ショコラティエが手がけた本格チョコを販売する。プランタン銀座も、鎧塚俊彦氏ら有名パティシエによるチョコの詰め合わせを限定販売するなど、各店とも高付加価値の商品を強化する。

 プランタン銀座の調査では、女性がチョコにかける予算のうち「自分用」が平均3954円と最も高く、以下「本命」(3300円)、「義理」(1267円)と続いた。

 一方、スーパーやコンビニは、友人や家族と大勢で楽しめる商品を強化する。イトーヨーカドーは、チョコに合うワイン4種類を発売した。コンビニ大手のミニストップは、チョコを小分けする包装資材を販売する。

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