【ITビジネス最前線】瞑想アプリで集中力、人間関係改善 (3/5ページ)

2015.1.27 05:00

ニューヨークにあるウェスティン・ホテル・グループのホテル。ウェスティンはヘッドスペースとの提携で顧客に瞑想プログラムを提供している(ブルームバーグ)

ニューヨークにあるウェスティン・ホテル・グループのホテル。ウェスティンはヘッドスペースとの提携で顧客に瞑想プログラムを提供している(ブルームバーグ)【拡大】

 マインドフルネス瞑想は、休息や回復に関係する副交感神経の動きを活発にすることが分かっている。また、ストレスや不安に悩む人がヘッドスペースのプログラムで瞑想を習慣化すれば脳の構造や反応が変化するのだそうだ。たとえば、8週間のマインドフルネス瞑想によって、恐怖の引き金になる反応をつかさどるへんとう体という神経構造の反応度が下がり、感情を制御する前頭前皮質の活動が活発になる。12年の調査では全米で極度のストレスを経験していると答えた人の割合が2割というから、この人たちにとって瞑想は有益だろう。

 また、瞑想によって呼吸などのささいな感覚に対する注意を高めることで、仕事やスポーツ、創作活動など日常的な活動に没頭できる時間が長くなる。心理学ではこのように精神的に物事にのめり込んだ状態を「フロー状態」というが、冒頭でも述べたとおり、私たちはスマホを含め他者に妨害されない環境を得づらくなっており、フロー状態を経験することが難しくなっている。そこで、プディコム氏は「1日に10分で良いから静かに瞑想する時間を取る」ことを訓練として提唱しているわけだ。

 ヘッドスペースは、脳科学などの最新の研究に依拠した学習・訓練を提供するスタートアップを牽引(けんいん)する存在だ。認知能力向上を目指すいわゆる脳トレ系のゲームを提供する米サンフランシスコのLumosity(ルモシティ)やドイツのMemorado(メモラド)もその意味では似ている。モバイル技術を駆使したアプリを提供しているが、これらのスタートアップの究極の目的は私たちの日常生活や経験をより良いものにし、健康を改善することだ。

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