自動車輸出 円安追い風も回復は限定的 経済連携協定の進展に期待 (1/2ページ)

2015.1.28 22:26

 円安の追い風があるにもかかわらず、自動車輸出の回復が遅れている。大手8社が28日発表した平成26年の輸出は前年比4・9%減で2年連続のマイナスだった。海外で生産の現地化を進めているためだ。供給力の足りない分を国内からの輸出で賄おうという動きも出始めたが、一部にとどまる。今後の輸出動向は、関税を引き下げる経済連携協定などがカギとなりそうだ。(田村龍彦)

 「輸出が増えないという指摘があるが、(リーマン・ショック後の)過度な円高が続いた結果が出ている」。トヨタ自動車の豊田章男社長はこう説明する。

 トヨタの26年の輸出は前年比5・8%減で、2年連続のマイナス。年後半に米国向けが伸びたが、原油安でハイブリッド車などの輸出が減ったことに加え、海外生産を増やしたことが影響している。

 日産自動車は昨夏から、九州工場でスポーツ用多目的車(SUV)「ムラーノ」の生産を中止し、米国に移管。輸出は12・9%減と、大きく落ち込んだ。

 各社とも生産場所は設備投資や部品調達、販売などを考慮し、数年かけて決めるのが一般的。“地産地消”が原則で、「円安だからと、すぐに輸出を増やすのは難しい」(大手幹部)。

 富士重工業は輸出が15・0%増と過去最高になったが、米国での需要増に現地の生産能力が追いついていないことが大きい。

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