自動車輸出 円安追い風も回復は限定的 経済連携協定の進展に期待 (2/2ページ)

2015.1.28 22:26

 もっとも、円安基調の定着で、国内生産や輸出を増やす動きもある。日産は、米国で生産中のSUV「ローグ」について、27年度後半にも国内で10万台以上生産し、輸出する方針だ。世界中どこの工場でも同じ車種を生産できる態勢を構築しつつあり、為替変動への柔軟な対応が可能になっている。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や2国間の経済連携協定(EPA)の締結も輸出にプラスだ。今月15日には日本とオーストラリアのEPAが発効、日本から輸出する自動車の大部分で関税が撤廃された。各社は販売価格の引き下げなどを進めており、「輸出が伸びる可能性は高い」(自動車大手)と期待する。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。