アサヒ飲料は28日、2015年(1~12月)の清涼飲料水の販売目標を、前年比2%増の2億4000万ケースに設定したと、発表した。炭酸飲料の「三ツ矢サイダー」や、昨年は微減だった缶コーヒー「ワンダ」、さらに炭酸ミネラルウオーター「ウィルキンソン」などを伸長させ、13年連続でのプラス成長を目指す。
同社は、昨年5年ぶりにマイナスとなった国内清涼飲料水市場について、今年も横ばいで推移するとみている。そのなかで、アサヒとしては「強みのあるブランドを生かした売り上げの成長」(本山和夫社長)を狙う。コーヒーでは、コンビニエンスストアでのカウンターコーヒーに対抗するため、ボトル缶やペットボトルタイプを拡充する。