NTTドコモは29日、2014年4~12月期連結決算発表に合わせて3月スタートの「ドコモ光パック」の詳細を明らかにした。家族でデータ容量を分け合うシェアパックをアピールするドコモに対し、2012年3月に「auスマートバリュー」で携帯電話と光回線を組み合わせた“セット割”を先行して始めたKDDIは、1回線ごとに割引が受けられることで割引額が大きくなる点をアピールする。
KDDIは「一人ひとりにぴったりの料金プランがある。ドコモとは考え方が違う」(広報)と反論する。ドコモは「家族でパケットを分け合えるのでかなり自由に設計できる」とお得感を前面に打ち出していた。
KDDIが反論の具体例として挙げたのが、15GBを家族3人でシェアした場合だ。ドコモ光パックは“セット割”でプラン分の1800円しか割り引かれないが、auスマートバリューなら1回線につき1410円の割引が人数分だけ受けられるので計4230円の割引額になる。