グーグルの位置情報ゲームがエンタメ部門で大賞 世界の漫画やアニメもずらり (1/4ページ)

2015.1.31 17:10

アート部門の優秀賞を受賞した作品「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」を説明する真鍋大度さん

アート部門の優秀賞を受賞した作品「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」を説明する真鍋大度さん【拡大】

 メディアアートや漫画、アニメーションといった“メディア芸術”の優れた作品を表彰する、「第18回文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展が2月4日から15日まで、東京・六本木の国立新美術館などで開かれる。エンターテインメント部門では、スマートフォンで楽しむゲームアプリ「Ingress(イングレス)」が大賞を受賞。ほかにも、電磁波を拾って音や光に変える作品など、テクノロジーが表現力と結びついた作品や、世界の漫画やアニメーションの最先端に触れられる12日間となりそうだ。

 エンターテインメント部門で大賞となったイングレスは、検索サイトのグーグルが、社内起業プロジェクトとして立ち上げた「グーグルズ ナイアンティック ラボズ」から2012年に提供開始されたゲーム。地図データや位置情報サービスを利用し、スマホやタブレットのアプリを通して、現実の空間をゲーム空間に見立て、青と緑の陣営に分かれて陣地を取り合う内容で、世界中の人たちが熱中している。

 同部門の審査委員でアーティストの久保田晃弘氏は、昨年11月末の受賞作品発表会見で、「全員一致で迷うことなく決まった」とイングレスへの評価の高さを明らかにした。同じく審査委員で、「アクアノートの休日」などの作品を手掛けたゲーム作家の飯田和敏氏は、プレスリリースに寄せた贈賞理由で「近年のメディア芸術では、この情報環境の中で『私たちはどこへ向かうのか?』を描くことが課題だった。これに対してイングレスは決定的なビジョンを示すことに成功している」と指摘している。

今回の受賞は、イングレスそのものが持つゲームとしての面白さに加え…

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