【エンジニア革命】「マネジメント」力で飛躍 自然に会話が耳に入る関係を作る (3/3ページ)

2015.2.7 05:00

会議室ではなく、作業デスクと丸テーブルを隣接するなど、気軽に会話ができる工夫でコミュニケーションは円滑になる

会議室ではなく、作業デスクと丸テーブルを隣接するなど、気軽に会話ができる工夫でコミュニケーションは円滑になる【拡大】

 ひるがえって、今はどうであろうか。人と話をしたり電話するよりも、連絡はメールに頼りがちとなり、また会議室では主催者側と一部の人のみが会話している。そんなシーンが多くなっていないだろうか。

 結局、何もしないと、どんどんコミュニケーションが断絶の方向に進んでしまう。このため、責任者はみずからテーブルなどの小道具を用意したり、会話が促進するような仕掛けを作ることが大切であろう。また、それを実施するのもしないのも、責任者がどれだけコミュニケーションを重視しているか、その優先度合によるのではないだろうか。

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【プロフィル】和田憲一郎

 わだ・けんいちろう 新潟大工卒。1989年三菱自動車入社。主に内装設計を担当し、2005年に新世代電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」プロジェクトマネージャー、EVビジネス本部上級エキスパートなどを歴任。13年3月退社。同年4月に車両の電動化に特化したエレクトリフィケーションコンサルティングを設立し、現職。著書に『成功する新商品開発プロジェクトのすすめ方』(同文舘出版)がある。福井県出身。58歳。

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