子供向け運動教室活況 学研が本格展開、スポーツクラブや幼稚園も熱視線 (4/4ページ)

2015.2.14 06:39

 メタボリックシンドロームとみられる症例や、高血圧・糖尿病など生活習慣病に陥る小学生も増えている。塾通いなどにより屋外で遊ぶ時間が減った子供にとって、運動教室は運動不足の解消策として改めて注目されている。

 淘汰の時代突入も

 とはいえ、成長を続ける業界ならではの課題も浮上している。特定の資格や多額の資金が必要でないことから事業参入が容易なため、「指導者のレベルの差が大きい」「参入業者が増えて指導者の数が足りない」との声が上がる。

 幼児活動研究会は「人気のある新体操では指導者の確保が年々難しくなっている」(川田氏)として、大学との関係強化や、15年度からインターンシップ(就業体験)の受け入れ人数を増やす方針だ。フォルテの長沢氏は「子供への精神面の指導や、接客マナーなどについて、指導者への研修を徹底している」と、他社との差別化を図っている。子供向け運動教室は「質の高い指導をしない業者は淘汰される」(長沢氏)厳しい時代に突入している。(鈴木正行)

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