【フロントランナー　地域金融】肥後銀行　玄米ペーストパン事業支援（最終回） (2/2ページ)

　同行が意を用いたアドバイスの一つが、採算性を考慮した価格設定だ。一般のベーカリーが扱う小麦パンとほぼ同水準に決め、「玄米パンは少し高い」というイメージの払拭を狙った。

　熊本県では１９年に世界女子ハンドボール選手権が開催される。西山氏は「選手に食べてもらい、玄米ペーストパンは栄養があっておいしいことを世界に発信したい」と意気込む。同行の事業開発推進グループ前調査役代理、本島知明氏も「九州はアジアに近い地理的な優位性がある。農業の活性化には地産外消の取り組みも重要」とした。

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　（編集協力）近代セールス　ｋｉｎｄａｉ－ｓａｌｅｓ．ｃｏ．ｊｐ