三菱電機の宇宙事業、海外受注の切り札は「衛星バス」 (1/7ページ)

2015.2.26 06:23

【世界へ 日本テクノロジー】三菱電機の宇宙事業(4)

 ■衛星プラットホームDS2000

 三菱電機は国内の人工衛星市場で約6割のシェアを握るものの、世界的には欧米メーカーに後れをとっている。しかし、近年は風向きが少しずつ変わってきた。公共向けの衛星だけでなく、商業用の受注も積み重ね、官需依存からの脱却が進んできた。海外からの受注も目指し、セールス活動を活発に繰り広げている。売り込みの切り札となっているのが「衛星バス」と呼ばれる同社の標準衛星プラットホーム「DS2000」だ。

 人工衛星は通常、電源や姿勢の制御といった基本機能を備えた衛星バスをベースに開発し、その上で発注者の目的を果たす機器を搭載している。衛星バスは部品を共通化して製造コストを抑え、設計期間を短縮するために欠かせない存在だ。

 特に商業衛星は、新技術の開発を主目的とする試験衛星が多い公共用よりも、価格圧力が強い。少しでも納期が遅れればビジネスチャンスを逃すため、信頼性と低価格、短納期といった3大ニーズを満たす衛星バスの活用が当たり前になっている。

 DS2000は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2002年に打ち上げたデータ中継技術衛星「こだま」、JAXAなどが06年に打ち上げた技術試験衛星「きく8号」などの成果を基に、静止衛星用として開発。主に重さ5トン程度の中型機としての採用を想定している。

「さまざまな静止軌道ニーズに対応できる柔軟さがあり…」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。