新組織のセガホールディングスについて話すセガネットワークの里見治紀社長。再編後はセガゲームスの社長に就任する【拡大】
その甲斐あって「チェインクロニクル」や「ぷよぷよ!!クエスト」といった人気タイトルを次々に送り出し、2014年度の売上高は300億円を超え、前年度比5割増となる勢いで業績を伸ばしている。
新作への取り組みも活発で、同イベントでは、映画の東宝や出版社の星海社と連携した「ケイオスプロジェクト」を立ち上げ、人気作家や脚本家たちが参加するスマホ向けゲームを今夏に提供する計画を発表。またセガの看板ともいえる「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が登場するゲーム「ソニック ランナーズ」も今春に投入する一方、欧米のゲーム開発会社3社に新たに投資して、欧米向けコンテンツの開発・提供力を高めていく。
「セガ」というブランドは、「ソニック」などの家庭用ゲームや「バーチャファイター」など業務用ゲーム機の分野で世界に知られている。セガネットワークスではこうしたブランド力を押し出しつつ、欧米やアジアの市場にマッチしたタイトルを投入していくことで、世界での存在感を取り戻そうとしている。