明治安田生命保険は5日、4月に「社外取締役会議」を設置すると発表した。経営の長期的なあり方などテーマごとに社外取締役と担当役員が意見交換する。6人の社外取締役のうちの1人が議長を務め、会議には必要に応じ社長、会長も出席する。コーポレートガバナンス(企業統治)の強化や経営の透明性を高めるのが狙い。
大手生命保険会社では、日本生命保険が1月に「社外取締役委員会」を新設。決定権はないが、社長の選任や役員の報酬など経営上の重要事項を審議し、取締役会に答申する仕組み。
両社は契約者が経営を監視する相互会社だが、東京証券取引所が求めている上場企業並みの統治態勢を敷いている。今回、東証が6月から上場企業に適用する企業統治指針を踏まえた。