【企業とスポーツ 2020東京へ】あいおいニッセイ同和損保(上) (3/3ページ)

2015.3.12 05:00

車いすバスケットボールは障がい者スポーツの花形競技。あいおいニッセイ同和損保は2006年から社を挙げて応援している(同社提供)

車いすバスケットボールは障がい者スポーツの花形競技。あいおいニッセイ同和損保は2006年から社を挙げて応援している(同社提供)【拡大】

 社員の意識の変化は積極的な応援姿勢をもたらした。「障がい者スポーツの関係者から、あいおいさんは社を挙げて式典や会場に足を運んでくれると言われる」。野口が胸を張る全社的な意識変革は、合併会社に最も重要な一体感をも醸成した。

 CSRの歴史に時流を読む経営感覚。鈴木の障がい者スポーツ支援決断の論拠である。

 昨年4月の契約締結と同時にプロジェクトチームを発足させた。リーダーは経営企画部担当課長の倉田秀道。早稲田大学スキー部の現役監督であり、客員教授でもある。

 現場の空気を肌感覚で知り、スポーツへの理解度の深さ、人脈の広さ…加えて会社の経営企画に携わる。これ以上ない人材を得て、新たな挑戦が始まるのだった。=敬称略(佐野慎輔)

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