【講師のホンネ】櫻田毅 「高い視座」で仕事を部下に任せる (1/2ページ)

2015.3.18 05:00

 先日、「部下に仕事を任せられない」という製造業の課長さんたちの悩みを聞いた。理由は「まだ経験が浅く任せるのが不安」「自分でやった方が早い」「部下もそれほど望んでいない」などだ。彼らは強い責任感のもと、自ら先頭に立って仕事を牽引(けんいん)しているが、さりとてチーム運営や部下育成の観点から、自分がすべてやってしまうことが最善だとも思っていない。このようなジレンマを抱えながら、いつも大量の仕事を抱え込んでしまっていた。

 一方で、効果的に仕事を任せている管理職に出会うこともある。特別に部下が優秀だとか、仕事に余裕があるとかいうわけではない。未熟な部下に任せるのは不安、自分がやった方が早いに決まっている、それを望まない部下だっている。そんなことは百も承知でこう考えている。「仕事を任せないで済むほど暇ではない」。余裕があるから任せるのではなく、余裕がないからこそ任せるのだ。

 彼らに共通するのは、仕事に対する「高い視座」である。課長であれば部の動きを見据えた上で、部長であれば会社全体の動きを見据えた上で、すなわち一つ上の職位の視点で業務を組み立てている。そのために必要な情報収集や業務提案、他部門との交渉などを行う時間を捻出するために、多少無理をしてでも、一定範囲の実務権限は部下に委ねようとする。

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