セブン&アイ・ホールディングスは19日、持ち株会社単体の社員455人を対象に、月額平均約3000円のベースアップ(ベア)と、約5000円の定期昇給を行うことを明らかにした。賃上げ幅は計8000円となる。ベアは3年連続。持ち株会社には労働組合がなく、経営側が決定した。
同じく組合のないコンビニのセブン-イレブン・ジャパンも業績が好調なことから、ベアと定昇を合わせた賃上げを、過去最高の水準でおこなう方向で調整している。
組合があるイトーヨーカ堂は労使交渉が継続中だが、業績が良くないことから、セブン&アイの鈴木敏文会長は「(賃上げがあっても)グループでは低い水準になる」としている。