英国のウイスキー専門誌が主催するコンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2015」の最終選考が19日、ロンドンで行われ、ニッカウヰスキーの「竹鶴17年」が、ブレンデッドモルト部門で、世界最高賞に輝いた。昨年に続き2年連続、3回目の最高賞受賞だ。
「スモーキーでありながら甘みを感じさせるバランスのとれた味わいが絶妙だった」との評価だった。昨年11月には、サントリーの「シングルモルトウイスキー山崎シェリーカスク2013」が英国の著名ガイド本「ウイスキー・バイブル2015」で、世界最高のウイスキーに選ばれたばかり。ジャパニーズウイスキーの勢いは止まりそうにない。(ロンドン 内藤泰朗)
ニッカウヰスキーは20日、今回の受賞に対し、「この上なくうれしいこと。創業者の竹鶴政孝から受け継ぐ『品質第一主義』と『パイオニア精神』をバックボーンにし、お客さまに満足いただける商品をつくり続ける」と佐久間正チーフブレンダーのコメントを発表した。