JR大阪駅ビルの百貨店「JR大阪三越伊勢丹」を全面改装した商業施設「ルクア 1100(イーレ)」が2日、オープンした。百貨店部分を約6割縮小し、専門店を導入。隣接の専門店街「ルクア」との一体的な運営で集客力向上を図る。
約2千人が行列を作ったため、通常より45分早い午前9時15分に開業。ファストファッションの店を目当てに来た大阪市東淀川区の女性看護師(24)は「三越伊勢丹にはあまり来なかったが、改装で利用しやすくなる」と話した。
イーレで百貨店部分は、伊勢丹のファッションなどの強みを生かした8つのショップ「isetan(イセタン)」として残した。専門店はキャラクター「キキ&ララ」の西日本初のショップなど150店が入居。書店「梅田 蔦(つた)屋(や)書店」は5月に開業する。
運営するJR西日本SC開発の山口正人社長は「さまざまなシーンで最初に思い浮かべてもらえる店づくりをする」と話した。