NTTぷららは9日、光回線で番組を流す「ひかりTV」サービスで、画質がフルハイビジョンの4倍きめ細かい「4K」の本放送を12月に始めると発表した。3月開始したスカパーJSATに続き、複数の専門チャンネルを設ける。4K画質の作品を増やしていく狙いから、機材貸し出しやコンテストなどを行い、制作者支援に乗り出す。
4Kをめぐり同社は、見たい映画などを見たいとき受信する「オンデマンド」方式の放送を昨年10月始めた。本放送の番組編成は未定だが、「総合チャンネル」のほか、日本各地に設置した4Kカメラからの映像を流し続けることなども検討。4K対応テレビやチューナーを持っている会員は、追加料金なしで視聴可能とする方向だ。
一方オンデマンドサービスでは、地上波テレビのドラマを放送直後から4K画質で流す「見逃し配信」を今月10日始める。
4K普及に向け、板東浩二社長は「人が集まる様々な場所に対応テレビを置き、魅力を伝えたい」と同日の会見で述べた。