創業80年「吉田カバン」の知られざる歴史 「メイド・イン・ジャパンを貫け」 (1/8ページ)

2015.4.18 17:15

【大人の逸品】

 ◎吉田カバンの歴史を紐と解く。日本を代表するメーカーはこうして生まれた

 吉田カバンの歴史は、1935年(昭和10年)、創業者の吉田吉蔵が神田須田町に吉田鞄製作所を設立したところから始まる。12歳のときからカバン職人となるべく修業に身を投じた吉蔵は、29歳で独立。使うほどになじみ、長く愛用できるカバン作りを目指す。

 その理念の原点には、17歳のとき、関東大震災で、紐の両端に家財をくくりつけて運び出した経験があるという。以来、『鞄の原点は紐である』と明言し、「カバンとは第一に荷物を運ぶ道具でなければならない」は吉田のモノ作りの根幹ともいえる。その知られざる歴史が、現在発売中の『大人の逸品 The Selection』(小学館刊)に掲載されているので、紹介したい。

 テレビ放送が始まった1953年、ファスナーによりマチ幅が変えられる「エレガントバッグ」を発表。これが大ヒットする。カバンメーカー吉田の名は一躍世に知られるようになり、婚約前の皇后美智子様が愛用されていることでも注目された。

 吉田は早くからデザインの重要性に着目し、自社内に企画室を設け、デザイナーを育ててきた。これは当時のカバン業界において非常に珍しいことである。

「タンカー」シリーズでポーターや吉田カバンの名を知った人も多いだろう

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